【はじめに】事業計画・経営計画の基本の「型」

「表紙」の次は、「はじめに」を記載します。


ここで、パワーポイントやKeynoteでは、スライドマスタが表紙から本文へ切り替わります。

(※スライドマスタ・・・スライドの基本的なレイアウトのこと。自分で登録出来る)


本文用のスライドマスタを設定したら、まずは「はじめに」を書いてみましょう。


「はじめに」は、この事業計画書を読んでくれる読者のために記入します。


金融機関など、外部の方にこの事業計画書を読んで頂くのであれば、あなたが思っていることを整理して丁寧な言葉で書かなければなりません。


一方、読む方が、自社の役員・社員であれば、「呼びかけ」になるでしょう。「一緒にこのような未来を作っていこう!」というあなたのこころからの願いがふさわしい場面です。


さほどスポットが当たる所ではないのですが、この事業計画書から、本気で何かを読み取ろうとする人は、一言一句を見ています。


あなたの思いをここに示してください。


参考までに、よくある「はじめに」の書き方のパターンを記載します。



はじめに


【昨今の業界の状況】

(例)昨今の飲食業界は、平成●●年春に起こった***の影響で〜〜


【当社の目論み】

(例)そんな環境の中、当社では、市場のニーズをとらえ、〜〜に参入する事を検討してきた。


【本事業計画について】

(例)この事業計画は、綿密な調査と討議を繰り返し、当社の全員がこれで勝ち残れる、と納得する新事業について説明するものである。


【当社の理念や従来の事業とのシナジーについて】

(例)この事業は従来の飲食事業に間接的なシナジーを生む事ができる。


【今後についての希望・目論み】

(例)当社は、本事業計画に則り、今後の3カ年を着実にも目標達成に向けて邁進していく。



最後に、記載した日付(表紙の日付よりも前であれば良い。もちろん同日でも構わない)とあなたのサインを記載すれば完了だ。


サンプルでは、PC内のフォントを使ったが、自身の手書きのサインなどを取り込んでも、インパクトのあるものになる。また、自らのサインは、心理的に、この事業計画へのコミットの意味も増すことからおすすめである。


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