弾倉に弾は入っているかある飲食店オーナーの話。その飲食店は、月商350万円位が損益分岐点だった。しかし、どうしても250万円〜300万円位の売上を推移しており、損益分岐点を越えることが出来なかった。ある時、一念発起して「広告」になけなしの金を使った。今までは、「口コミやウェブサイトから、来てくれるはず」という「待ちの営業」のスタイルを「攻め」に転じたのだ。そんなに大きな予算は割けない。少しづつ反応を見ながら、PPC広告やFAXDMなどをテストしていった。あるチャネルにある広告を流すと、反応率が異常に高かった。季節は11月12月と1月の年末年始は、予約で一杯になった。損益分岐点は大きく越え、500万円〜600万円の売上となった。しかし、その2ヶ月間、あまり...2015.10.14 07:00その時なにをすべきだったのか?
ドラゴンボールは、経営指南書だ突然だが、ドラゴンボールが好きである。最近ではワンピースが異常に売れているが、僕はドラゴンボール派だ。(娘が日曜日にアニメで見ているので、ワンピースも見るけれど)ドラゴンボールをご存知だろうか?今日は知っている、という前提で話を進めるが。ドクタースランプで有名な鳥山明氏の代表作の漫画だ。(知らない人は一度読んでみて。フリーザ編からでいいから)このドラゴンボール、前半と後半ではテイストが非常に異なる。前半は、Dr.スランプの流れを汲み、ギャグ漫画に近いテイストだった。しかし、後半は大きくテイストを変えた。後半は実は主人公である孫悟空が、地球人ではなく実はサイヤ人という宇宙人であった、という設定で、宇宙を巻き込んでのバトルが繰り広げられ...2015.10.13 07:00その時なにをすべきだったのか?
事業が苦しい時・運が悪い時には悪い事が重なる。抜け出すのは”冷静な目”だけ。自宅で夕食を食べ終わり、さあて今晩は何を片付けようか、と思っていた時、携帯電話が鳴った。関西で事業を営むS社長からだった。S社の業況が悪化しているのは、風の噂で聞いていた。従業員の裏切りにあい、会社のお金を持ち逃げされ、一気に悪化したそうだ。「何かの相談だろうか?」そう思いながら電話に出る。「神永さん、実はいい話があるんですよ。」「今度は、絶対儲かると思うんです」S社長の話を30分は聞いただろう。完全に舞い上がってしまっていて、こちらの意見は受け入れようとはしなかった。S社長の話はこうだ。従業員の裏切りから3週間程経ち、なんとか事業を立て直そうと奔走した。最初は「金を貸して欲しい」という借金の申出だったが、そうして知人を回っているう...2015.10.12 07:00その時なにをすべきだったのか?
衆目を恐れることは事業を放棄することある環境系の製品を作っていた小さなメーカーの話だ。そのメーカーは以前はちょくちょく新聞に取り上げられる程、話題になった商品を製造していた。厚さ1cm以上もある、少し黄ばみ始めた新聞のスクラップブックが、実際に話題にはなったことを証明していた。しかし今では、そのヒット商品の栄華のかけらも見受けることはできなかった。独自の工場も既になく、狭くなった事務所に数名の社員と共に日々研究開発をしていた。新商品は既に開発されていた。しかし、売れなかった。客観的にみれば、一度成功体験を積んだ商品の現在の市場のニーズに合わせた進化版だから、売れないはずはない。一度大きな成功体験を積んでいるから、その道筋も十分に理解している。しかし、売れない。売れない...2015.10.08 12:16その時なにをすべきだったのか?
成長する企業は将来をみつめ、成長しない企業は過去をみつめるある経営者が2人いた。一人は、愚直にオールドビジネスと世間では言われるビジネスをはじめた。競合も多く、家族経営の会社も多い業界だった。もう一人は、さまざまな才能に恵まれていた。さまざまな分野に興味を持ち、いろいろな会社の強みを取り入れ、自社を強大なコングロマリットにしようと事業をはじめた。10年が経った。オールドビジネスをはじめた経営者は、着実にその事業を大きくしていた。80名にものぼる従業員を抱え、地元では一目おかれる存在になっていた。一方の才能に恵まれた経営者は、未だに小さなオフィスであくせくと働いていた。仕事はなんとか取り続けているが、未来のことを考える余裕などなかった。とにかく、”今”をなんとかしなければならない、という思い...2015.10.07 06:26その時なにをすべきだったのか?